優しさを見つけよう(年少編)
【1】どうぞのいす|香山美子

いすがつなぐ優しさ
かわいらしい動物たちの絵と優しいテーマで、プレゼントに選ばれることも多い絵本です。どうぞのいすという看板と一緒に置かれた、うさぎさんのいす。ろばさんがどんぐりを置いてウトウトしていると、次々に動物たちがやってきて…。
次の人への思いやりはもちろん、「どうぞ」という言葉の意味も自然に学ぶことができますよ。
先輩ママパパの口コミ

自分で絵がかわいいと選んできました。話の内容もクスクスと笑いながら聞いていて、途中で何回もこれはこうだよね?これは?と楽しそうに物語の中に入っているようでした。読み終わった後も、あれはこうしたら良かったのかな?これは良かったねと、反芻していて、満足したようでした。

私が、保育園の資格を取る学校に行っていた時に、実習があったのですが、実習先の保育園の先生方がこれはいい!と仰っていたので、姪っ子に読み聞かせました。絵の色のコントラストは他のものと比べて弱いですが、その他のテーマや絵のかわいさが抜群だとのこと。 姪っ子が4歳から5歳くらいの時に読み聞かせましたが、7歳になった今でも、これ読んで!と持ってきます。その姪っ子はとても優しい子に育っています。
【2】きもち|谷川俊太郎

いろいろな気持ち発見!
詩人の谷川俊太郎さんと「キャベツくん」などでも有名な長新太さんが送る、ロングセラー絵本です。友達とおもちゃを取り合った時、注射をする時、お母さんと会った時など、お子さんの生活でもよくある場面が次々登場。
自分の気持ちはもちろん、ほかの人の気持ちもこうして絵で見ると、手に取るようにわかるのがとっても不思議ですね。
ユーモラスだけどどこか切ない長新太さんの絵が、お子さんの心にも印象深く残りそうです。
先輩ママパパの口コミ

まさしく絵が力強く語る「絵」本でした。絵を見るだけで、コトバにするまでもない(コトバにする必要のない?)「気持ち」だけが浮かんでは消える。。。絵に見入って、次々ページを繰るうちに、出会うコトバ「いろんなきもちがうまれてはきえ/きえてはうまれる」ハッとしました。そう、キモチは、次々と変わっていくもの。場面場面の、この絵本の絵のように、絵巻物のように。そのつど変わっていく気持ちに、リアルタイムで、いつも敏感でいたいと思いました。子ども達の気持ちに。自分自身の気持ちに。そしてまた、ひとつのきもちにとらわれることもよくないことに、気づかされました。子どもの感覚は、子どもだからこそ、持てる感覚もあって、その感覚があればこその、次々めまぐるしくうつりゆく「きもち」うっかり、ついつい忘れていた、忘れてはならないことを、「絵」本のチカラと、谷川さんの天歳的なコトバで、教えてもらった一冊でした。

良さそうだったから。 娘は、キョロキョロしてみていた。いっしょにページをめくろうとしている。 ママの顔をみたり、する。ときに声出してわらったりしている。かってよかった。 娘もよろこんでいる。パパもママも。
【3】しんせつなともだち|方 軼羣

かぶにこめた友達への思いやり
食べ物が少なくなる冬のある日。かぶを見つけたこうさぎは、そのうちのひとつをろばに届けますが、ろばはサツマイモを見つけていて…。こうさぎが見つけたかぶは、思いやりの心をのせてリレーのように、動物たちの間をぐるぐる回ります。
厳しい冬を感じさせる静かな雪の世界だけに、動物たちのお互いを思う優しい気持ちが印象的。
最後にかぶがいきつく先はどこなのか、ぜひお子さんと確かめてくださいね。
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未就園教室に通っている頃に、おともだちの認識が少しずつ出来るようになったタイミングで読み聞かせまし。 最初はただ聞いているだけだった子どもも、何度も読んでいくうちに自分のおともだちのお話と重ねるようになり、幼稚園入園後は自分からこの絵本を読んでほしいというほどになってます。

子どもの頃に読んだ絵本でまだ実家にあったので、遊びに行った際に読みました。ほっこりして優しい気持ちになれる内容なので好きで、娘にも読んであげたいと思いました。わかりやすい動物が出てきて繰り返しの絵本なので、娘も喜んで見ていました。
誰かを思う気持ちって?(年中編)
【1】どんなにきみがすきだかあててごらん|サム・マクブラットニィ

大好きってどのくらい?
年中さんになると、お友達との絆もできて「〇〇ちゃん大好き!」なんて言うことも。こちらの絵本に出てくるチビウサギもデカウサギのことが大好き。でもデカウサギだって負けてはいません。
どっちがどのくらい好きか、一生懸命伝える姿は見ているだけでも微笑ましいもの。
家族だけでなく、お友達など大好きな人がたくさんできるこの時期にぴったりのお話ですよ。
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生まれた頃から一緒に暮らしていた友人の子とお別れの時にプレゼントしました。少し早いかなと思ったのですが、言葉の獲得も早く理解度も高い子だったので、ずっとどんな形でも大好きだよというメッセージを込めて何度も読み聞かせをしました。うさぎたちの関係は友達かなあ、親子かなあ、SくんとM(私)みたいな関係かなあと二人で読みながら話したものです。文中の言葉を借りて、私もたくさんの大好きを伝え、うれしそうに眠りについていた顔が今も懐かしく思い出されます。

まさにタイトルの通り「どれだけきみがすきかあててごらん」という気持ちを娘に伝えたくて購入しました。弟ができる事で少し不安になっていた娘に自分の気持ちを代弁してもらうかのようにたくさん読み聞かせました。娘の好きなウサギの絵本だったこともあり、とても喜んでくれて「私もお母さんもお腹の赤ちゃん大好きだよ」と言ってくれた時は涙が出そうになりました。
【2】ぐるんぱのようちえん|西内ミナミ

ぐるんぱが見つけた居場所とは?
ママパパからも「好きだった!」と声のあがる名作絵本がこちら。働きに出ることになったひとりぼっちの象・ぐるんぱ。ビスケット工場やくるま工場などあちこちを転々としたぐるんぱが、ついに見つけた自分を活かせる場所とは…?
寂しがりだけど不器用なぐるんぱが、最後に子どもたちと楽しく遊ぶ姿には子どもならずともグッとくるものが。
お子さんもぐるんぱと一緒になって、悲しくなったり喜んだりといろいろな気持ちが味わえる作品です。
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私が子どもの頃にも読んでもらったことがある本で大好きだったので子どもにも読み聞かせしてあげました。 子どもも絵のタッチ、話の内容など喜んでくれたのを覚えています。 今は13歳の長女が未子に読み聞かせしてあげてくれています。 未子も長女に読んでもらうのが好きで自分で本を出して長女の膝にのっていく姿がとても微笑ましいです。

自分の子どもに読み聞かせしたわけではないのです。働いていたところの保育園の5歳児の子どもたちに読みました。子ども達も言葉が理解していることも多く、たくさん反応してくれました。また読んでーともいってくれました!私自身もとても絵や内容を気に入っていることもあり、もうすぐ自分の子が産まれるので少し大きくなつたら かいます。
【3】手ぶくろを買いに|新美南吉

帽子屋さんの思いやりが温かい
表紙の絵を見ただけでも、親子の愛が感じられる素敵な作品です。ある夜、母狐と子狐は手袋を買いに町へ。人間の怖さを知っている母狐は足がすくんでしまい、子狐だけを行かせますが…。
「えっ、ひとりで?無事に帰れるの?!」とドキドキしていると、知らぬふりで手袋を売ってくれる帽子屋さんの優しさにじんわり。
少し長めのお話なので、毎日少しずつ読んであげるとよさそうですよ。
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私が小さいときに読んでもらって大好きだったお話です。絵も優しいタッチで、ぜひ欲しいと思っていました。文章は漢字だし昔ながらの表現があるので、子どもだけで読むのは難しいかなとは思います。なので、読み聞かせ用ですね。

寒い時期でしたので、冬にぴったりな「手ぶくろを買いに」を選びました。私自信が小さい頃に読んでとても好きな本だったので同じように気に入って欲しい気持ちもありました。この絵本は、きつねの子が、人間にバレないように人間の子どもに化けて手ぶくろを買いに行くストーリーです。ドキドキハラハラ、最後はとてもあたたかいお話なので、子どももコロコロ表情を変えて聞き入ってくれたので良かったのかなと思いました。
家族やお友達への思いやり(年長編)
【1】ふたりはともだち|アーノルド・ローベル

こんな友達うらやましい!
イギリス発とっても仲良しなかえるたちを描いた、「がまくんとかえるくんシリーズ」です。がまくんとかえるくんはいつでも一緒。ユーモラスなふたりの会話には、笑いとお互いを思う気持ちがたっぷり流れています。
時にはわがままを言ったり、すれ違うこともあるのが友達。こんなに仲良しな親友がお子さんにできてくれたら最高ですよね。
先輩ママパパの口コミ

私自身も幼い頃から大好きな絵本でした。イラストもきれいで、何よりストーリーが心温まる素敵なおはなしだからです。いとこと図書館へ行った際に、ぜひこの素敵なストーリーを知ってもらいたいと思い、読み聞かせをしたのですが、すごく色々考えながら聞いてくれてうれしかったのを覚えています。

物語の内容が心がほっこりするような、温かくなるようなそんなお話だと思います。これからも、次の世代に長く受け継がれるようなそんな絵本だと私は思います。読み聞かせをしたときに、目をキラキラさせて興味をもって聞いていました。
【2】ずーっとずっとだいすきだよ|ハンス・ウィルヘルム

愛犬への想いにホロリ
赤ちゃんの時からペットと兄弟のように育ってきた、というお子さんもいるかもしれませんね。「ぼく」と犬のエルフィーは、小さい頃から寝る時も遊ぶ時もずーっと一緒。でも年をとったエルフィーはやがて死を迎えます。その時ぼくは…?
「死」というテーマはお子さんにはちょっとショックかもしれませんが、毎日一緒にいられることの幸せや、素直に気持ちを伝えることの大事さを改めて感じさせてくれますよ。
先輩ママパパの口コミ

姪が保育園から借りてきたものを読み聞かせしました。テーマが重く、子どもながらにハッと息を呑んでいました。また、自分の幼少期と重なり、ジーンとする本です。切ないけれど大切な、大好きな本です。自分の子どもが生まれたら、必ず買いたい本です。

私自身が小さい時に読んだことのある本で、記憶のあるお話だったのでいつか子どもに読んであげたいと思ったのが子どもに読んであげたいなと思った理由です。普段あまり読み聞かせをしてあげる時間がないのですが、この話を読んであげるといつもはなかなか集中して聞いてくれない息子もじっくりと聞いてくれたので読んであげて良かったと初めて思えた瞬間でもありました。
【3】モチモチの木|斎藤 隆介

豆太の勇気に親子で感動
おじいちゃんのことが大好き!というお子さんにおすすめなのがこちらの絵本。5歳になってもひとりでトイレに行けないほど臆病な豆太。ある夜、じさまがひどい腹痛に襲われ、お医者さんを呼ぶためにふもとの村まで一生懸命走りますが…。
大好きなじさまのために勇気を振り絞る豆太の頑張りは、思わずママパパも手に汗握ってしまうほど。
切り絵の美しさもぜひお子さんに見て欲しい1冊です。
先輩ママパパの口コミ

とても喜びました。わたし自身この絵本が大好きで、絵も気に入っています。とっても素敵な絵本です。またいつもは怖がりな豆太の勇気ある行動から、勇気を出す大切さを伝えることができました。文章も、こどもが興味を持てる話し言葉なのでききいっていました。

私が小学生の時に読んだこの本を強烈に覚えていたので、ぜひ娘にも読んでほしく購入した。白黒の絵で怖がるかなと思ったけど、意外と気に入ってくれて何度も読んでほしいと持ってきた。話の内容を理解してくれたのかは分からないが、この絵本の温かい思いやりと勇気が伝わってくれるといいな♪
まとめ
いかがでしたか?
今回はお子さんも楽しく読めて、「思いやり」が感じられる絵本をご紹介しました。
物語の中に隠された優しい気持ちを、ぜひ親子でたくさん見つけてみてくださいね!
・掲載内容や連絡先等は、現在と異なる場合があります。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。
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