子育て中のママパパにとって、子どもたちに多様な価値観や社会の仕組みを伝えることは大切なテーマですよね。そんな中、埼玉県川口市で心温まるニュースが届きました。ある建築会社が、障がい者雇用と伝統文化をテーマにした絵本を市内の小中学校に寄贈したというお話です。

第1部:新着ニュースのご紹介

絵本の表紙,,,

埼玉県川口市に本社を置く有限会社ますいいリビングカンパニーが、ダウン症の女性「さきさん」をモデルにした絵本「さきさんのちりとんぼ」を出版しました。

この絵本は、さきさんが伝統的な土壁材料である「ちりとんぼ」の制作を仕事にするまでの道のりを描いたものです。

2026年5月25日、同社代表取締役の伊藤真理子氏が川口市役所にて、川口市教育長へ市内の小中学校80校(小学校52校、中学校28校)へこの絵本を寄贈しました。

絵本寄贈の目的は、子どもたちに障がい者雇用への理解を深めてもらうこと、日本の伝統技術の継承の大切さを伝えること、そして「頑張る人を応援すること」の重要性を伝えることにあります。

「ちりとんぼ」とは、土壁の強度を高めるために使われる材料の一つで、鉄釘に麻紐を結んで作られます。

環境にも健康にも良いとされる土壁は近年再注目されていますが、ちりとんぼを作る職人は減少しており、左官業界ではその材料の確保に課題を抱えています。

ますいいリビングカンパニーは、障がい者雇用を通じてさきさんがちりとんぼの制作技術を高め、今では日本を代表する左官職人や左官材料店からも認められ、商品として販売されるまでに至りました。

この絵本の出版は、障がい者雇用の応援、土壁文化の発信、そして温かい人の輪を広げることを目指しています。

第2部:コズレ編集部の目線(専門データと育児豆知識)

今回のニュースは、子どもたちに多様な価値観を伝え、社会全体で支え合うことの大切さを学ぶ素晴らしい機会を提供しています。コズレ編集部では、この取り組みが子育て世帯にどのような示唆を与えるか、深掘りして考えてみました。

多様性を尊重する心を育む教育のヒント

ますいいリビングカンパニーが絵本を通じて伝えたい「障がい者雇用への理解」や「頑張る人を応援することの大切さ」は、現代の子育てにおいて非常に重要なテーマです。子どもたちが社会の多様性を理解し、異なる個性を持つ人々を尊重する心を育むことは、将来の共生社会を築く上で不可欠です。

コズレの調査では、子どもに習い事をさせたい理由として「子どもの興味・関心が広がる」と75.63%のママパパが回答しており、「子どもの将来の選択肢を広げるため」と回答したママパパも67.57%に上ります(※1)。

この絵本は、まさに子どもたちの興味関心を広げ、多様な生き方や働き方があることを知るきっかけとなるでしょう。ママパパは、絵本を読み聞かせながら、さきさんのように自分の得意なことを見つけて活躍する人がいること、そして誰もが誰かの役に立てることを具体的に話してあげると良いでしょう。

また、身近な場所で多様な人々が働く姿に触れる機会を設けることも、子どもたちの理解を深める上で有効です。例えば、地域のイベントやお店で、様々な背景を持つ人々が活躍している様子を一緒に見て、感じたことを話し合う時間を持つのはいかがでしょうか。

子どもの健康と住まい:伝統技術の再評価と選択肢

土壁が「環境によく健康にも良い素材」として再注目されている点は、子育て世帯にとって特に注目すべきポイントです。子どもたちは、アレルギーや化学物質過敏症など、住環境が健康に与える影響を受けやすいデリケートな存在だからです。

コズレの「注文住宅」に関する調査では、「安全性と健康に配慮した建築材料」を重視するママパパが39.24%、「子育てに配慮した設計」を重視するママパパが44.30%いることが分かっています(※2)。

これは、多くのママパパが子どもの健やかな成長のために、住まいの環境に高い関心を持っていることを示しています。土壁のような自然素材は、室内の湿度を調整し、化学物質の放出を抑える効果が期待できるため、アレルギーを持つ子どもがいる家庭や、より自然に近い環境を求める家庭にとって魅力的な選択肢となり得ます。

すぐに家を建てる予定がなくても、絵本を通じて土壁の魅力に触れることは、子どもたちの環境意識や健康への関心を高めるきっかけになります。日々の生活の中で、自然素材のおもちゃを選んだり、換気を心がけたりするなど、身近なところから健康的な住環境を意識するきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

ママパパのキャリアと社会貢献:多様な働き方を応援する社会へ

今回のプレスリリースは、ダウン症のさきさんが「ちりとんぼ」制作という仕事を通じて社会に貢献している姿を描き、障がい者雇用への理解を深めることを目的としています。

コズレの「ママのキャリア」に関する調査では、ママパパが働く理由として「生活や家計のため」が87.22%と最も多い一方で、「子どもの将来のため」も78.33%と高く、家族のために働く意識が強いことが伺えます(※3)。

また、理想とする仕事と育児のバランスとして「仕事よりも育児の比重のほうが高い」と56.19%が回答しており、多様な働き方が求められています。障がいのある人もない人も、それぞれの能力を活かして社会で活躍できる環境づくりは、多様な働き方を求めるママパパにとっても、子どもたちにとっても、より良い社会の実現につながるでしょう。

ママパパ自身が、多様な働き方や社会貢献の形について子どもと話し合うことで、子どもたちは将来の自分のキャリアを考える上で、より広い視野を持つことができるはずです。例えば、地域で活躍する様々な職業の人々を紹介したり、ボランティア活動に一緒に参加したりすることも、社会貢献の多様性を学ぶ良い機会となります。

【参照元】

PR TIMES + <建築会社の障がい者雇用と伝統文化土壁の絵本> 埼玉県川口市 小中学校80校へ 絵本を寄贈

※1:コズレ「子どもの「(初めての)習い事」市場調査」(2024年7月25日~2024年8月31日、N=197)

※2:コズレ「「注文住宅」市場調査(購入率・商品選択基準の購入前後比較等)」(2024年11月21日~2024年12月31日、N=714)

※3:コズレ「ママのキャリア(仕事・自己啓発)市場調査」(2024年8月2日~2024年8月30日、N=1687)

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