埼玉県加須(かぞ)市の出版社クスノキ出版は、小説シリーズ『少年探偵のデジタル・スケッチパッド』(楠柾 著)の第4巻『真冬のいちごと水路の約束』を、2026年11月14日(埼玉県民の日)に発売します。小学校高学年から大人まで読める新刊です。

冬の大利根のいちごハウスで、よく熟れた実が夜のうちに、毎回ぴったり6つずつ消えていきます。ハウスには鍵がかかっていて、足跡もありません。この相談を受けたのは、小学5年生の4人がつくった「少年探偵団」です。

春・夏・秋と1冊ずつ季節を描いてきたシリーズは、この冬の巻で小学5年生の1年がそろいます。舞台は、カスリーン台風の記憶が残る加須市大利根です。

■ 第4巻の予告映像(YouTube)
https://youtube.com/shorts/-7A37lxugRA



■ どんな物語か
東京から加須へ引っ越してきて、はじめての冬です。小学5年生の悠人は、息が白くなる、それだけのことにも、つい足を止めてしまいます。

悠人は、穂乃香、拓海、美空と4人で「少年探偵団」をつくり、猫探しや落とし物探しなど、近所の困りごとを引き受けてきました。

4人にはもうひとつ、約束があります。30年前の事故で命を落とした、幽霊のような少女・葵さんの探し物を見つけることです。探し物は土の中に埋められていて、地面の下を調べてもらうには20万円かかります。約束の夏までは、あと半年です。初詣で悠人が願ったのも、葵さんの探し物が見つかることでした。

三学期が始まって最初の土曜日、その探偵団に、報酬つきの依頼が届きます。

『うちのハウスで、いちごが消えるんです』

送ってきたのは、大利根のいちご農家で働く25歳の涼さんでした。ハウスの鍵は3つしかなく、外から入った跡もありません。警察を呼べば、農園の誰かを疑うことになります。相談を取り次いでくれた大人は、「大人が動けば、それだけでおおごとになる。だから君たちなんだと思うよ」と言いました。悠人はノートに3人の名前を書いたところで、ペンが止まります。この中の誰かに、線を引くことになるからです。

農園には、いちご一筋50年の親方・巌さんと、その下で3年目の涼さんがいます。涼さんは、ハウスの温度や水の量を数字で残せば「親方の頭の中にあるものを残せるんです」と頼みますが、巌さんは振り向きもせずに「数字で、いちごが、作れるか」と返します。50年、一日も休まずに日誌を書いてきた巌さんは、暮れに「来年は、もう、日誌は書かねえかもしれん」ともらしていました。

悠人は、葉をめくる巌さんの手をタブレットに描こうとします。しわも節も土の色も、見えているとおりに線にしたのに、画面の中にあるのは、ただのおじいさんの手でした。

見張りのカメラは、一番安くても探偵団の貯金が半分消える値段です。悠人は、父さんの古いスマホ2台を見張りのカメラにするため、プログラムを書き始めます。隣で直しを入れてくるのは、秋からタブレットに文字で現れるようになったTSUMUGIです。『ゆうと。ここ、ループ、おわらない』。その文字が誰のものなのか、悠人はまだ知りません。



■ 第4巻の舞台
大利根は、利根川のすぐそばに田んぼが遠くまで広がる地域です。冬は耳が痛くなるほど寒くても、ビニールを1枚くぐると、いちごハウスの中は春の暖かさです。

1947年のカスリーン台風では、大利根で利根川の堤防が切れました。堤防が切れた場所はいまカスリーン公園になっていて、毎年9月16日には、忘れないための式が開かれています。悠人たちも、カスリーン公園を訪ねます。物語に出てくる農家には、洪水に備えて土を高く盛った上に建てた蔵「水塚(みつか)」があります。

物語の中で4人は、大利根が、七夕の歌『たなばたさま』を作った作曲家・下總皖一(しもおさ かんいち)の生まれた地であることも知ります。

■ 著者・楠柾のあとがきから
「大水のことは、碑(ひ)と毎年の式が残してきました。下總皖一の歌は、歌う人たちが残してきました。では、巌さんが五十年かけていちごから教わったことは、どうやって残るのでしょう。」

■ 周りの反応
・埼玉新聞:2026年8月に2度、シリーズを取り上げました。8月26日の記事は、地元書店の言葉「今年一のヒット作」を見出しにしています
・書店:ジュンク堂書店・丸善・紀伊國屋書店・ブックファーストなど、全国の大型書店の店頭にも並びました。並んだ書店は、札幌から那覇まであります
・情報誌『アクセス』(書店・図書館向けの月刊誌)2026年10月号:巻頭記事として、著者の文章が掲載されました

■ シリーズについて
『少年探偵のデジタル・スケッチパッド』は、父がくれた世界に一台だけの試作タブレットを手にした小学5年生の少年と、仲間たちの物語です。全10巻で、主人公たちは中学1年生の夏まで成長していきます。タブレットに浮かぶ「TSUMUGI」の文字の正体と、葵さんの探し物の行方は、巻をまたいで追いかけていく謎です。対象は小学校高学年からですが、すべての漢字にふりがなを振っているので、中学年の子どもでも読めます。第4巻は巻頭に「これまでの物語」と「登場人物紹介」があり、この巻から読み始めることもできます。



■ 第4巻の買い方・読み方
・全国の書店:書名かISBN(978-4-9914597-4-0)で注文できます
・公式ネットショップ:https://kusunokipub.official.ec/items/162214041
・電子書籍(Kindle版):https://www.amazon.co.jp/dp/B0HNF99KDR
・図書館:窓口でリクエストでき、本が入れば借りて読めます
・取扱店の一覧(全国):https://www.kusunoki-pub.jp/stores/

■ 書誌
書名:少年探偵のデジタル・スケッチパッド 第4巻『真冬のいちごと水路の約束』
著者:楠柾(くすのき まさき)
発行:クスノキ出版
発売元:紡出版
発売日:2026年11月14日(土・埼玉県民の日)
定価:1,500円(税込)
判型:四六判
ページ数:224ページ
挿絵:15枚
ふりがな:すべての漢字に(総ルビ)
ISBN:978-4-9914597-4-0
対象:小学校高学年から大人まで

■ シリーズの既刊
・小説 第1巻『鯉のぼり職人が遺した町の誇り』(2025年12月発売/ISBN 978-4-9914597-0-2/1,500円税込)
・小説 第2巻『廃墟の少女と夏の光る記憶』(2026年2月発売/ISBN 978-4-9914597-1-9/1,500円税込)
・小説 第3巻『黄金のイチョウと拡張現実の武者』(2026年8月発売/ISBN 978-4-9914597-3-3/1,500円税込)



■ クスノキ出版について
出版社名:クスノキ出版
代表者:楠柾
所在地:埼玉県加須市中央1-6-8 寿々木別館ビル
公式HP:https://www.kusunoki-pub.jp/
note:https://note.com/kusunoki_pub
Instagram:https://www.instagram.com/kusunoki_masaki/

■ 報道関係者向けお問い合わせ先
クスノキ出版 楠柾(くすのき まさき)
TEL:070-8936-7707
Email:info@kusunoki-pub.jp
取材はメールでお申し込みください。表紙・挿絵の画像をご用意できます。





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